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美味しいご飯を炊く時の水は、軟水が最適です。





おいしいご飯を炊く時のコツは、火加減や蒸らす時間配分などが大切ですが、それより最も重要なことは、お米を水にどのくらいの時間浸すのかというところです。

なぜなら、乾燥しているお米に、急速に水分を吸わせてから、熱を加えることでふっくら美味しいご飯に変化するわけなので、米を炊く時の水の重要度が想像できるからです。


米の味を最大限に引き出すことができる水は、硬度の低い軟水で、実際にふっくらとやわらかく炊きあがります。



では、仮に硬度の高い水でご飯を炊くとどうなるのかといいますと、カルシウムが食物繊維を硬くしてしまうので、粘り気がなく、パサついたご飯になってしまいます。
この、お米に対する硬水、軟水の特徴を活かすと、すごく料理がしやすくなります。

つまり、ご飯をふっくらと炊き上げたいのなら軟水を、チャーハンやパエリア、ピラフなどを作る場合には、少し硬度の高い水(80~120程度)を使い分けるようにすることで、料理のレベルもアップします。


ちなみに、日本の水の平均的な硬度は60㎎/リットルといわれています。

スペインや中国の水道水は、日本よりも硬度が高いところが多いです。(水が陸に浸透している時間が長いため。)

このことから分かるように、昔からその土地での水に合った調理法が発達してきたことがわかってきます。



野菜は軟水、肉は硬水で調理することがベストです。


野菜と水を使う料理といえば、煮物やスープなどになってきますが、軟水を使用すると野菜への水分の浸透もよく、柔らかく仕上がります。

逆に硬水を使うと、カルシウムが食物繊維をかたくしてしまったり、アクが出やすくなります。

この性質を活かして、根菜類のアクを除きたい場合や、荷崩れさせたくない時には硬水を使うことが良いと思います。


肉の場合は、カルシウムが肉をかたくする成分と結合し、アクとなって出てくれるので、かための肉をじっくりと煮込んだり、肉でダ
シをとる場合には硬水が良い仕事をしてくれます。


コーヒーにはどんな水が合うのか?

コーヒーの場合もやはり軟水が基本です。

しかし、豆を挽いたコーヒーを入れる場合、コーヒーの粉が活性炭のような役割をしてしまうため、水の不純物(ミネラルなど)を吸着します。
ですので、水の影響を受けにくいです。

一般的にいわれていることは、軟水を使うと酸味が強く引き立つようになり、カルシウム成分が多いとコーヒーの苦味が和らぎ、マグネシウム成分が多いと渋味や
苦味がより強く出るという傾向があります。

やはり、豆の特徴や味覚の好みによって使い分けることがベストです。