もちろん新鮮な加古川産の野菜です。
それは何かといいますと
加古川で生産された、ザーサイです。
ザーサイって、どんな野菜?
ザーサイという野菜は、からし菜という野菜が変形(変異)したもので、高菜の仲間です。
画像からもわかると思いますが、茎の表面部分が膨れたようなこぶみたいになっていることが特徴です。
元々は、中国の四川省で栽培され始めて、今では中国全土で食べられています。
ザーサイの漬物と言ったほうが分かりやすいのかもしれません。
このことからも、日本では、加工調理されたものをザーサイと呼んでいます。
そんなお馴染みのザーサイですが 加古川にもこんな立派なザーサイがあるなんて正直びっくりしました。
採れたてなので、とても新鮮です。
実際に食べる部分は、先ほどご説明しました、こぶの部分を食べます。
とても歯ごたえがあります。セロリみたいです。炒め物にもいいでしょうね。
生でかじってみると、からし菜の仲間ですので、少しピリッとします。
わさび菜ってどんな野菜?
わさび菜という名前の通り、そのまま生で食べていたら、だんだんと本当にわさびの味がしてきます。
わさび菜は、九州で在来種の「からし菜」から生まれた変異種を育てたものです。
画像からも分かるように、葉が長く伸び、淵がギザギザのフリル状になるのが特徴で、からし菜特有のピリッとした辛みを持っています。
葉が柔らかく、生のままでもサラダなどで美味しく食べられます。
見た目のボリューム感と鮮やかな色合い、そして持ち味のピリッとする味で人気があります。
都倉農園さんからも、『ラディッシュがそろそろいけますよ』と連絡が入りました。
加古川の食材が満載で、おいしい料理をたくさん作っていきたいと思います。
今は、こうやって各農園の代表の方々が、野菜を自ら持ってきてくれてますが
小さな個人店のTANTO屋が、どうがんばって食材を消費しても
ビジネスとしては全く釣り合わないことは僕も十分わかっています。
今の時期は、農業の活性化のパワーがすごいです。
せっかくのご縁で、当店にも地元の食材を頻繁に入荷できるようになりました。
小さい洋食店のTANTO屋がお役に立てることは食材をがんばって消費することも大切ですが、一般の消費者の方々に
加古川ではこのように、美味しい食材がまだまだたくさん眠っていることなどを知っていただき、それを地元農家さんから直接紹介していただくことで、これからの加古川の野菜の活性化にもつながってくるのではないのかなと思っています。
こういった行動は、ぼくには凄く楽しく感じます。
なぜなら、実際に面白い発見が多いですし、他府県の野菜を使うのなら、近くの新鮮な食材を使いたいという考えも以前から持っていたからにほかなりません。
情報不足で知らなかったことなど山ほどあるでしょうし、そこら辺のインフラを整えてゆけば、もっと変化が出てくると思います。
そして、実際にその食材を可能なかぎりお店で料理してお客様に喜んでいただくことで新しいやりがいにつながったりします。
実際に 『こんなに色々加古川にも食材があるなんて、本当に知らなかったよ。』
とおっしゃられるお客様も、たくさんおられます。
加古川の食材を可能なかぎり仕入れるという意味なのですが、『可能なかぎり』とは、食材にも旬があり、数の限界もあります。
例えば、加古川の玉葱で言いますと、春には、一斉に玉葱が出来ます。
加古川産の玉ねぎは美味しいです。でも、初秋には、なくなってしまいます。
冬は、淡路産や北海道産の玉ねぎを使っています。
ですのでレタスなどもそうですが、加古川でも通年栽培されていないものもあるので、ない時期は、加古川以外の地域から入荷しなくてはなりません。
では玉ねぎのように、なぜ冬でも野菜をもっている地域があるのかと言いますと、その地域は専門で玉葱を作っていることで、その地域が気候的にその野菜に向いている。保存システムが整っている。などが言えます。
逆に言いますと、ある農家さんが加古川で玉葱専門で作ったとしても、生活できない現実があると思います。
なぜかと言いますと、玉ねぎは、出来るまでに土の中にいる時間がとても長く、年間に何毛作もできません。
しかも玉葱で生業とするには、とてつもなく広大な土地が必要になってきます。
そこを逆手にとって、加古川に特化した野菜を作れば、全国的に発信できるものとしてなにか生まれるかもしれません。
僕が今、こうやって地元食材の事をTANTO屋のブログで書いているということは、別に書かされているのでもなく、好きで書いています。数年前の自分では考えられない事でした。
このような考えになったのは、地元農家さんが、頑張って農業を盛り立てていこうという行動をされているからです。
でも、話は戻りますが、その食材を代表の方々が運んで持ってきてくれているとなると、店側はありがたいですが、農家さんはだんだんと大変になってくると思います。ですので、配送システムを作っていかないといけない時期に来ていると思います。
その経費をどうするのか。色々、凄く進んでいるのですが、それと並行して、問題も出てきます。なんとか乗り切ってほしいです。