加古川市,洋食,ハンバーグ,パスタ




イワシ(鰯)について


イワシは全体で年間400万トンという、国内の全漁獲量の3分の一にもなる漁獲高のときもありました。


実はイワシの消費方法にも様々ありまして、普段の食用だけではなく、肥料や飼料(家畜や養殖魚のエサ、釣りのコマセ)などにも使用されました。


それが年間10万トンを切る年もでてきて漁獲高が少なってしまうと、時に高級魚の仲間入りをするときも出てきます。

このように漁獲量の上下周期があるのがマイワシの特徴でもあります。
普段も決して安い魚ではないですが、春に非常に高値となることがあります。




まとめますと、漁獲量が減ってしまうと、高級魚の相場になるということです。



イワシが獲れないと、カツオやマグロも獲れないと言う人もいます。不思議な魚ですね。




イワシはおおきく分類しますと、三種類に分けることが出来ます。




①マ鰯・・・・・一般的な、鰯のことです。

②ウルメ鰯・・・目刺しのもので、よく見かけます。

③カタクチ鰯・・ちりめんじゃこやアンチョビなどです。




イワシの鮮度の良いものは、光沢があり、目がはっきりしており、エラが鮮やかな赤色をしていて、腹がしっかりとしたもので、ウロコがしっかりとついているものです。痩せたイワシは脂がなくて美味しくないです。

イワシに限ってのことではないのですが、イワシをパッと見たときに頭が小さく見えるものを選んだほうが良いです。頭が大きく見える=痩せていると考えるのもポイントです。

イワシの旬は、8~10月です。 マ鰯の場合、3月と9月での脂ののりの差は、倍近く変わってくると言われています。

産卵期は、2~3月です。産卵を終えたイワシは、脂がなくなってしまいますが、秋になりますと体力を回復して、脂ものってきます。ですので、旬は秋 ということになります。

でも、カタクチ鰯は例外です。カタクチは脂がのると、独特のにおいが出るので脂ののったものは逆にしつこい味になります。

ウルメ鰯は、一般的にマ鰯より脂が少ないです。ですので、生で食べずに主に丸干しになります。あと、秋より冬のほうが美味しいとされています。


鰯をさばくには、包丁は要りません。 手で三枚におろせます。





鰯は、健康にも良い!



健康への効果も高いと言われている鰯は、血中コレステロール値を減らすEPA、脳の働きを高めるDHAといった不飽和脂肪酸を沢山含んでいて、その量は、青魚の中でもトップクラスです。

また、カルシウムの吸収率が抜群に良いことでも知られていて、骨粗しょう症の予防になったり、精神安定効果も高いです。
ですので、骨を強くし、イライラの解消にもメリットがあります。

まだまだ素晴らしい成分があります。 老化を防止する成分であるレチノールや核酸、脳神経の働きを高めるナイアシンと言った成分も含まれています。


せっかくの素晴らしい成分をしっかりと摂るためのポイントなのですが、EPAやDHAといった脂肪酸は、酸化されやすいことがデメリットなのですが、食べ合わせとして、酸化を防ぐ作用のある、βーカロチンやビタミンC・Eを含む食品と一緒に食べることで、かなりのメリットになります。



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最近の気温の変化なども影響しているのか、魚の生息地域などものすごく変化しているみたいです。

今まで当たり前に食卓に上っていた魚介類は、すっかり高級食材に様変わりしてしまう日も

そんなに遠くはないのかもしれません。