ローリエについて
ローリエは、クスノキ科になります。
地中海地方の原産で、月桂樹の木の葉です。古代ギリシャの時代には、月桂樹はアポロ神の霊木とされていました。
競技の優勝者などに月桂樹の枝葉で作った冠、月桂冠が与えられました。月桂冠は優者のしるしでありました。
今まで、色々なハーブなどが発売され、消えていきましたが、定番のものはしっかりと残っていくものです。
TANTO屋ではオープン以来、ローリエを絶えず使い続けています。個人的に気に入っていることもあると思います。
ローリエというのはフランス語で、英語ではローレルまたはベイリーフといいます。
スープ、ソース、シチューなどに加えて一緒に煮込んで香りづけに使うほか、ローストものの場合には肉や魚の上において素材の臭みを取ってさらに香りをつけるという役目も果たします。
フランス料理には欠かせない香りですが、家庭でも常備しておけば何かと便利に使えます。
生でも乾燥させたものでも良いですが、一般に出廻っているのは乾燥させたもので、このほうが使いやすいです。
そして、これはローリエに限ったことではないですが、多量に入れすぎないように注意したいです。
息が詰まるほどの強い香りは料理を台無しにしてしまいます。例えばローリエの場合、4人分のスープならば1枚入れれば充分です。
料理に最高のバランスでうまく使えたら、奥深い美味しさを楽しむことが出来ます。