お米の炊き方で悩んでいる方は、一度順番に読み進めていってください。
①米を洗う。
どうして米を洗うのか?というと、米の表面についている『米ぬか』を洗い落とすことです。
洗い方のポイントは、素早く洗うことです。母親やおばあちゃんがお米を洗う時、素早く洗っている所を見た方もおられると思います。
ではなぜ、素早く洗うのかというと、
乾燥したお米を1分間、水につけると、1割くらいの水分を吸収します。この時に、水に溶けだしたぬかのニオイも、一緒に吸収してしまいます。
なので、素早く洗います。
まずは、お米に水をいれながら、ざっと洗います。そして、すぐにその水を切ります。また新たに水を入れながら、洗います。そして水を切ります。
もう一回すると、合計3回水を変えながら洗ったことになります。これで十分ぬかは取れます。
こんどは、洗いすぎにも注意です。
なぜなら、水が濁らなくなるまで洗ってしまうと、お米に含まれるビタミンなどがお米から流れていってしまうからです。
②水加減のポイント
新米は古米に比べて、お米に含まれる水分が多いので、新米を炊くときには、水の量を少し減らします。
要は、お米が炊きあがった時に、余分な水分が残っていないように、水分量を逆算して調整します。
仮に、新米や古米など関係なく、ずっと一定量の水でお米を炊いた場合、
新米がベチャベチャになるか、古米がボソボソになるかということになります。
水加減の調整をしてから、熱を加えるまでのおおよその時間は、夏は約30分、冬は長くて1時間から1時間30分くらいをめどにします。
これは、何を待っているのかというと、米粒に水分をたっぷりと吸わせるためです。
この時間より長く水につけると、米が水を吸い過ぎて、米の形が崩れてしまうことになります。
この時間より短くすると、米の中心に芯があるご飯になってしまいます。
③蒸らしの後のポイント
蒸らす時間が長すぎると、蒸気が水に戻って、米の表面にその水が付いてしまってベチャベチャになってしまいます。
ですので、蒸らしが終わると、すぐにしゃもじでかき混ぜて余分な水分をしっかりと飛ばします。
これらの基本的なポイントを意識して炊いてみると、前回よりワンランクアップしたお米が炊ける確率が上がると思います。
是非、チャレンジしてみてください。