こちらが、『アレッタ』という野菜です。
俯瞰で眺めてみますと、どことなくスティックブロッコリーに似ています。
歴史と特徴
アレッタは、ブロッコリーとケールをかけ合わせて作られた新しい野菜です。
三重県で開発され、2015年に初出荷されました。
アレッタは、茎や葉、つぼみなど全草が食べられ、甘みがあり、苦みが少ないのが特徴です。
あくまで自分が実際に食べてみた感覚ですが、葉っぱの部分より、茎の部分のほうが甘さがありました。
この野菜の特徴として、カロテンやビタミンKなどの栄養素も豊富に含まれています。
アレッタの名前の由来は、ブロッコリーの原産地であるイタリアと、ケールの原産地であるトルコから来ています。
また、三重県で開発されたため「三重菜」や「三重菜花」という名前でも呼ばれています。
旬はいつ?
アレッタは冬野菜で、収穫は11~4月です。地域によって旬の時期は異なりますが、一般的に2~3月が収穫のピークです。
この時期のアレッタは、葉がやわらかく、甘みが強いといわれています。
アレッタは生食や炒め物、和え物、パスタ、スムージーなど、さまざまな食べ方ができます。
葉っぱの部分は、カーボロネロほど堅くなく、歯触りも優しい感じがします。
際立つような変なクセもないので、様々な料理に活躍してくれます。
アレッタはまだ流通量が少ないので、どこかで見かけたらぜひ試してみてください。
当店で現在アレッタを使用していますが、料理によっては使用しないものもあります。
アレッタのおいしさと栄養を楽しんでください。
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成分
アレッタは、ブロッコリーとケールの栄養を合わせ持つ新しい野菜です。
アレッタには、以下のような栄養素が含まれています
カロテン:ブロッコリーの約3倍。皮膚や粘膜を健康に保ち、美肌効果が期待できます。
ビタミンK:骨粗しょう症の予防に役立ちます。
ビタミンC:免疫力を高め、風邪やガンの予防に効果的です。
ナイアシン:神経系の働きを促進し、うつや総合失調症の軽減に寄与します。
カルシウム:骨や歯の形成に必要なミネラルです。
食物繊維:便秘の解消や血糖値のコントロールに有効です。